『EnGore: Procedural Dismemberment』で敵の部位切断

キャラクターの部位切断ができるコードプラグイン『EnGore: Procedural Dismemberment』を使ってみました。

マーケットプレイスで販売しているコードプラグインで、価格は14,792円でした。
EnGore: Procedural Dismemberment:コードプラグイン – UE マーケットプレイス

エンジンにインストールします。
現時点で既にUE5.4にまで対応しています。

私はUE5.3.2で使いました。

公式のチュートリアルもあります。

プラグインの有効化と確認

編集 > プラグインでEnGore: Dismemberment Systemにチェックを入れて再起動。

それとControl Rigにチェックが入っていることも確認しておく。

スケルトンに対してCreate Dismemberment Rig

SK_Mannequinで右クリックして、
スクリプト化された アセット アクション > Create Dismemberment Rig

するとSK_Mannequin_Dismemberment_AnimBPという名前のアニメーションブループリントが作成されます。

キャラクターBP

今回はサードパーソンテンプレートのプレイヤーキャラクターであるBP_ThirdPersonCharacterを開きました。
敵の部位切断をする場合は、敵キャラクターBPを使う必要があります。

コンポーネントにDismemberment Componentを追加します。

Dismemberment Componentを選択して詳細を見る。
Dismemberment > Dismembered Anim InstanceがNoneになっているので、SK_Mannequin_Dismemberment_AnimBPに変更します。

イベントグラフ

コンポーネントのDismembermentをドラッグ&ドロップでイベントグラフに配置。
そこから線を伸ばしてDismember Limbを配置します。

セットアップとしては、これだけで完了です。
各自の攻撃システムにDismember Limbを繋げる必要があります。

私の場合

プレイヤーキャラクターの攻撃時にSphere Trace By Channelを使っている場合、Out HitBreak Hit ResultHit Bone Nameがあり、このHit Bone Nameを敵側のブループリントに送る必要があります。

敵キャラクターBPに送られてきたHit Bone NameDismember LimbBone Nameに繋ぎました。
Impulseは「衝撃」です。
とりあえず全て100にしてテストプレイしました。

バッサバッサと斬れました。
切断後の敵の処理は何も加えていないですから、敵は部位欠損しても普通に動きます。切断後の敵の動き方に変化を加えるのは大変そうなので、トドメの時のみ切断されるようにしようかと思います。

大満足ですが中級者以上向け

敵の部位欠損が30分もかからず簡単に導入できて、動作にも大満足です。

各自の攻撃システムに実装する必要がありますから、中級者以上向けのコードプラグインかと思います。

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