Udemyの英語の動画なのですが『Unreal Engine 5 VR Blueprint Crash Course』が非常に良かったです。
すぐにゲームで使えそうなブループリントが複数できた
勉強のためにこの動画を購入しましたけども、マーケットプレイスでVR関連製品を買うような価値もありました。すぐに自分のゲームで使いたくなるようなアクションのブループリントが作れました。
Two hand grab – 21分53秒
両手持ちのやり方。
これを使って、後で弓矢やカヤックやクライミングの操作をしますから重要です。
Remote pulling – 25分5秒
少し離れたところにあるアイテムでも吸い寄せる機能。
ゲームを快適にする要素であり、スターウォーズのフォースみたいなカッコ良さもある。
Grab outline – 19分39秒
少し離れたところにあるアイテムでも吸い寄せる機能を使う時、引き寄せられるアイテムにアウトラインをつける方法。
Throwing – 11分
持っているアイテムを投げるアクション。
気持ち良く投げられますので、VR世界内で投げまくりたくなります。
Object placement (Inventory) – 13分53秒
アイテムがピタッと収まる腰のインベントリ。ホルスターや鞘の役割を果たします。
これもゲームにおいて必要な要素なので大事。
Full Body Character with head/hands IK (Control Rig) – 22分4秒
手だけのポーンではなく、全身が存在するキャラクターを作る方法。
個人的にもこの方式でやりたいので有難かった。
難点もあり、スケルトンのhand_lとhand_rをモーションコントローラーの位置で合わせているため、そのままだと物を持った時に手首の近くで持ってしまいます。
動画の最後でズレているのを確認していますが、修正はされませんでした。
私は持った物をスケルトンのソケットにアタッチするようにしましたが、それでも問題が残ります。ゲーム内のキャラクターの手首の近くにモーションコントローラーがありますから、物を取る時は手首の近くで取る必要がある。【追記】修正できました。VRCharacterのコンポーネントのMotionControllerRightとLeftの子にArrowRightとLeftを追加。ArrowのZ軸をズラして、そのArrowでIKリグを操作させるだけでした。
IKリグの勉強にもなりました。
この動画内では人差し指しか動かしていないですが、それを応用して5本指に対応できました。やっぱり応用して自分で考えながらやると身につく実感もあります。
Thor’s hammer – 25分25秒
投げたハンマーが戻ってくるというカッコいいアクション。
投げるのも気持ち良いですし、自分の手をめがけて戻ってくるのも気持ち良い。
オブジェクトの破壊の仕方まで教えてくれて最高でした。
このアクションが非常に気持ち良かったので、これでゲームを作りたいです。
海外の素晴らしいチュートリアルでVRゲームとして面白い土台ができてきたけど、英語のチュートリアルを丸写しなのでほとんどわかっていない。https://t.co/qA9bOtyU2J pic.twitter.com/qeuWBclEbw
— ハマーキーUE (@Hummerkey_UE) October 16, 2023
Laser Sword Game – 28分48秒
ビートセイバーのパチモンみたいなゲームがわずか30分の動画で作れて驚きです。
ここでは武器のトレースの仕方が大きな収穫でした。トレースさえできれば、非VRゲーム開発の時と同様にダメージを与えられます。
ビートセイバーのパチモンみたいなVRゲームができた。非VRゲームの最初の一歩がブロック崩しなら、VRゲームの最初の一歩はビートセイバーのパチモンかな。#UE5 #アンリアルエンジン pic.twitter.com/TgqHbul6TL
— ハマーキーUE (@Hummerkey_UE) October 15, 2023
Archery – 22分2秒
弓矢の操作です。
これも気持ち良く撃てて好印象です。
オブジェクトにも刺さります。
Kayaking – 22分28秒
カヤックの操作です。
操作性は調整が必要ですが、大海原でカヤックを漕ぐ体験がこんなに簡単にできて感激しました。
Unreal Engine 5とMeta Quest 3で大海原に出られた。こういう体験が自分で作れるのは感動する。 pic.twitter.com/I1uChMthML
— ハマーキーUE (@Hummerkey_UE) October 18, 2023
Climbing – 20分45秒
VRの定番でもあるクライミングです。
市販のゲームと同じように快適に操作できました。
最後のお題であるクライミングも無事に完了した。
良いチュートリアルでした。英語だからちゃんと理解できなかったのは寂しいが、大きな力になった。 pic.twitter.com/3b5EmBtKdN— ハマーキーUE (@Hummerkey_UE) October 18, 2023
VRゲーム開発の最初の壁を破壊
Meta Quest 3を購入してVRゲーム開発を始めたのはいいですが、情報が少なすぎてお先真っ暗状態でした。『Unreal Engine 5 VR Blueprint Crash Course』は、その真っ暗闇の状態を打破してくれて、これらのブループリントを使ってゲームを作りたい気持ちが湧いてきます。
問題は英語ですね。何を言っているかほとんど理解できないまま、動画の作業を真似て何となく考えるという状態でした。でも成果物の品質に満足できましたから、最後まで学習できました。
結果、このチュートリアルの20%も理解できていないと思います。とは言え、非VRゲームの日本語のチュートリアルでも、最初はわからないまま作業を真似ていたところはあります。後になって「あ!これはこういう意味だったのか!」と気付けることが多々あるのも知っていますから、わからなくても喰らいついていきたい。
部分的に画質が悪いのは気になったところです。私は2画面で学習しており、モニターのサイズと解像度は十分なのですが、ちょっと見にくいところはありました。見えなくてわからなかったところはないですけどね。
このチュートリアルの最終更新日が2023年9月であり、放置せずに長期的に更新されている印象もあります。
これでVRゲーム開発の土台ができた感じがあります。
VRゲーム開発のチュートリアルが少ない中で、こういう「質が高い」と思えるチュートリアルの存在は有難い。
ちなみにUdemyは定価を1万円とか2万円にしておいて頻繁に80%OFFとか90%OFFとかセールをする売り方が目立ちますから、定価が5,000円を超えるようなものはセールを待った方が良いかと思います。
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