部位切断プラグイン『Gore and Dismemberment Plugin』の使い方

キャラクターの頭や手脚を切断できるようになるプラグイン『Gore and Dismemberment Plugin』の使い方。

環境と必要素材とプラグイン

  • エンジン: Unreal Engine 5.6.0
    今回のチュートリアルではファーストパーソンテンプレートを使用しました。
    バリアントは「Arena Shooter」です。
  • プラグイン: Gore and Dismemberment Plugin
    Fabで販売されているプラグインです。
    Gore and Dismemberment Plugin (BlueprintExposed) | Fab

攻撃とダメージのシステムが必要なため、今回はFPSテンプレートのバリアント「Arena Shooter」を使用しています。

UE5マネキンにおけるGore and Dismemberment Pluginの使い方となります。

エンジンにインストールする

Epic Games launcherのライブラリで『Gore and Dismemberment Plugin』を検索して、「エンジンにインストールする」をクリック。

プラグインを有効化する

プロジェクトを開く。
上メニューの 編集 > プラグイン を選択。
検索欄に「Gore」と入力するとUEGoreSystemがヒットしますので、チェックを入れて、再起動して有効化します。

Gore Settingsのコピー&ペースト

このプラグイン専用の設定である「Gore Settings」。
これを1つ1つ設定するのは面倒くさいですから、サンプルの設定をコピペします。

まずコンテンツブラウザの設定でエンジンコンテンツを表示する設定にします。

エンジン > Plugins > UEGoreSystem コンテンツ > Blueprints > BP_ThirdPersonGore_Procedural を開く。

コンポーネントのUEGoreSystemを選択し、詳細を見る。
Gore Settingsの欄で右クリックして「コピー」を選択。

エネミーキャラクターのブループリント

今回はファーストパーソンテンプレートのバリアント「Arena Shooter」を使用していますので、エネミーキャラクターのブループリントはBP_FPShooter_AIになります。

コンポーネントにUEGoreSystemを追加

コンポーネントにUEGoreSystemを+追加する。

Gore Settingsのペースト

コンポーネントのUEGoreSystemを選択し、詳細を見る。
Gore Settingsの欄で右クリックして「ペースト」を選択。
BP_ThirdPersonGore_ProceduralのGore Settingsがコピペされたわけです。

このGore Settingsをコピペすることで、出血のナイアガラエフェクトが実装されますし、Body Mapに13のBoneも設定されるので楽です。

Automationの設定

Gore Settingsの下にAutomationがあります。

Enable Auto DismembermentとEnable Stretching Fixにチェックを入れる。

UEGoreSystemにMeshを指定

イベント BeginPlayInitを繋ぎ、UEGore SystemMeshを繋ぐ。

↑これはやらなくても自動で検出されるようですけど、手動設定したほうが確実らしいです。

イベント AnyDamageの編集

イベント AnyDamageのノード群を編集します。
エネミーキャラクターのHPが0になった時、頭が切断されるようになります。

イベント PointDamageを使った方が良いのですが、ファーストパーソンテンプレートのバリアント「Arena Shooter」では使われていません。
イベント PointDamageであれば、Hit Location、Hit Normal、Bone Nameが受け取れますから、それをそのままUEGore System Hitを作成に繋げるわけです。

今回はUEGore System Hitを作成のBone Nameには手動で「head」と入力しています。どの部位に弾が当たっても頭が切断されます。

Apply Gore Damageは今回の場合、Damageが1.0以上で、Is Deadにチェックが入っていれば部位切断されます。

エネミーキャラクターのアニメーションブループリント

エネミーキャラクターのアニメーションブループリントの親クラスをUEGore System Anim Instanceにする必要があります。

ファーストパーソンテンプレートのバリアント「Arena Shooter」の場合、BP_FPShooter_AIのアニメーションブループリントはABP_TP_Rifleになります。

クラス設定を選択し、クラスオプションの親クラスをUEGore System Anim Instanceにするだけです。

テストプレイ

頭を撃っておりますが、頭以外の部分を撃っても切断されるのは頭です。

公式マニュアル

今回の記事は、最も簡単に部位切断させる手順です。
より複雑な設定に関しては、公式のマニュアル(英語)があります。
UEGoreSystem Wiki | GitHub

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