UE5.8のUnreal MCPでGrok 4.3を使う

Unreal Engine5.8で実装されたMCP。AIに指示してUnreal Engineの操作をやってもらえます。

何ができる?

例えばAIに「現在のレベルを夕方にしてください。」と日本語で指示をすると、AIがUnreal Engine 5.8を操作して夕方にしてくれます。
ブループリントもC++も使わず、AIに指示するだけでやってくれるわけです。

指示だけで簡単なオセロゲームを作ったりもできるようです。

環境

  • Unreal Engine 5.8.0
  • Cursor Pro 20ドル/月
  • Grok 4.3 ※Xプレミアムプラスで利用

CursorアプリにGrok 4.3とAPI keyを追加して、Cursorアプリのチャットで指示してUnreal Engine 5.8を操作する形です。

Unreal Engine 5.8

まずはUnreal Engine 5.8の操作をします。
プラグインのインストールとmcp.jsonファイルの生成です。

プラグインをインストール

2つのプラグインをインストールします。

  • Unreal MCP
    MCPプラグインです。
  • Editor Toolset
    AIがUnreal Engineを操作するために必要なツールセットです。

編集 > プラグイン を開く。
検索欄に「mcp」と入力し、一覧に表示されたUnreal MCPにチェックを入れる。
検索欄に「editort」と入力し、一覧に表示されたEditorToolsetにチェックを入れて「今すぐ再起動」をクリックする。

サーバーを起動する

「サーバーを自動起動」にチェックを入れる

エディタの環境設定 > 一般 > Model Context Protocol の「サーバーを自動起動」にチェックを入れます。

再起動すれば、自動でサーバーに繋がります。

コンソールコマンドを使用して手動でサーバーを起動する

再起動せずに、手動でサーバーを起動する事もできます。
Unreal Engine 5.8の場合、デフォルト設定で画面下にコンソールコマンドの入力欄があります。
「Cmd」と書かれている欄です。そこに
ModelContextProtocol.StartServer
と入力してEnterキーを押す。

mcp.jsonファイルの生成

今回はCursorを使用しますから、コンソールコマンドに
ModelContextProtocol.GenerateClientConfig Cursor
と入力してEnterキーを押します。

このコンソールコマンドを入力すると、Unreal Engineのプロジェクトフォルダ内に.cursorというフォルダが生成され、そのフォルダ内にmcp.jsonというファイルが生成されます。

Cursorアプリがこのmcp.jsonファイルを認識して、Unreal Engine 5.8と繋がります。

xAI (Grok)

Grok 4.3を外部アプリで使用するためにxAIのAPI keyが必要です。

xAIの設定API keyを取得する

ブラウザでXにログインした状態で https://console.x.ai を開く。

Team nameは自分で好きに決めて入力します。
API key nameも好きに決めて良いですが、ラベルとしてわかりやすい名前にします。今回は「UnrealMCP」にしました。

「Continue」をクリックすると、API keyが表示されます。
後で使用しますからコピーして保存しておきましょう。
※API keyは秘密の鍵です。絶対に他人に知られてはいけません。

「Next」をクリックすると「Add API credits (APIクレジットを追加)」の入力欄が開きます。
APIクレジットはAPIリクエストの支払いに使用されます。
$5で約400万の入力トークン、約200万の出力トークンを処理できます。(Grok4.3)
クレジットはいつでも追加できますから、「Skip for now」でスキップしても良いです。

Cursorアプリ

Cursorアプリを経由して、GrokとUnreal Engine 5.8を繋ぎます。
無料プランでは利用できず、月20ドルのProプランに加入する必要があります。

Cursorをダウンロード→インストールする

https://cursor.com/ を開き、Cursorをダウンロード→インストールします。

PCの基礎知識があれば問題なくダウンロード→インストールできます。

念のため、私はUnreal Engineのプロジェクトフォルダがあるドライブ(E:)にCursorをインストールしました。

Cursorアプリを実行する

初回起動時は「Sign Up」する必要があります。

名前とメールアドレスの入力でSign Up可能です。
もしくはGoogle、GitHub、AppleアカウントでもSign Up可能です。
私は「Googleで続行」を選択しました。

  • 個人で使用するか、チームで使用するかを聞かれます。
  • Cursor Proの契約が必要です。月20ドル。
  • データ共有は協力しても良いでしょう。
  • GitHubの接続は不要です。

Cursorアプリにログインします。

Unreal Engineのプロジェクトフォルダを開く

Cursorアプリを起動してログイン状態。

Cursorアプリの File > Open Folder からUnreal Engineのプロジェクトフォルダを開きます。
今回は「MCP」という名前のフォルダです。

中央にあるチャット欄の「+」をクリックする。
「MCP Servers」をクリックして「unreal-mcp」が認識されている事を確認しておく。

モデルにGrok 4.3を追加

Ctrlを押しながら,(カンマ)を押して、設定画面を開く。
もしくは左下の名前をクリックするとメニューが開き、そこにSettingsがあります。

左メニューの Models をクリック。

View All Models をクリックして全モデルを表示する。
Grok 4.3をOnにする。

その下のAPI Keysも入力します。
xAIのAPIはOpenAI互換の形式になっています。

まず「OpenAI API Key」をOnにして、
その下の欄に先ほど取得したAPI keyをペーストする。

その下の「Override OpenAI Base URL」もOnにして、
その下の欄に「https://api.x.ai/v1」と入力する。

チャット欄でGrok 4.3を使用可能になっているのを確認。
デフォルトのComposer 2.5からGrok 4.3に切り替えておきましょう。
CursorアプリでUnreal Engineの操作を指示

まずUnreal Engineを起動して、プロジェクトを開く。
サーバーが起動している必要もあります。

そしてCursorアプリのチャット欄が「Home」ではなく、Unreal Engineのプロジェクトフォルダになっている事を確認。

もしかしたら + > MCP Servers > unreal-mcp を手動でOnにする必要があるかもしれません。

チャット欄に「Using unreal-mcp, hello」と入力。UnrealMCPを使用するという意味です。

これでエラーメッセージが表示されなければ、Cursorアプリのチャットで指示を出して、Unreal Engineの操作をしてもらえます。

私はエラーメッセージが出て苦労しました。
設定自体は間違っていませんでした。
最初はCursorアプリをCドライブ、Unreal EngineのプロジェクトフォルダがEドライブだったのですが、CursorアプリもEドライブにしました。
そして単純に再起動。アプリだけではなく、PCの再起動をしました。

動作テスト

Cursorアプリのチャット欄に日本語で「現在開いているレベルを夕方にしてください。」と入力したら、2分ほどで夕方にしてくれました。

変更内容もテキストで教えてくれます。

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