ターゲットロックシステム

アクションゲームでよくあるターゲットをロックするシステムの作成。ターゲット切替にも対応しています。

プラグイン:Target System Component Plugin

無料プラグインの『Target System Component Plugin』を導入すれば簡単にターゲットロックシステム作れます。
Target System Component Plugin:コードプラグイン – UE マーケットプレイス

このプラグインはプロジェクトにインストールするのではなく、エンジンにインストールされます。
適用の仕方は同じです。編集 > プラグイン > Target Systemにチェックを入れて再起動。

プレイヤーキャラクターブループリント

プレイヤーキャラクターのブループリントを開きます。

コンポーネントにTarget Systemを+追加します。
Target Systemの詳細で細かな設定ができます。
Minimum Distance to Enableがロックできる距離であり、ロックが外れる距離でもあります。
Should Control Rotationにチェックを入れると、ロックした敵の方向をプレイヤーキャラクターが向き続けます。チェックが入っていないとカメラは敵をロックするがプレイヤーキャラクターは左右を向ける。
Locked on Widget Classでロックオンマーカーを変更できます。デフォルトのWBP_LockOnは白い●です。

ノードを組む

インプットアクションは各自好きなように設定してください。
カメラ操作でターゲットを切り替えたい時
ノードを組む

サードパーソンテンプレート等に最初からあるカメラ操作の横方向の入力にTarget Actor with Axis Inputを繋げるだけです。
ロックオン中にカメラを左右に動かすとターゲットが切り替わるようになります。

敵キャラクターのブループリント

クラス設定 > インターフェース > 実装インターフェースにTarget System Targetable Interfaceを追加します。

関数にIs Targetableが追加されていますので、ダブルクリックで開く。

ノードを組む
↑リターンノードのReturn Valueにチェックを入れるだけでターゲットロックシステムは機能します。

↑ロックオンする敵の条件の設定も可能です。
上記のように設定しておけば、敵のHPが1未満になるとロックが外れます。

これだけで完成です。
操作性も非常に良く、神認定したくなるプラグインです。
こういうプラグインを知っているかどうかで、ゲーム制作の効率に差が生まれますね。

その他

ターゲットロック中のフラグ

プレイヤーがターゲットロック中のみに実行したいノードがある場合は、Target System+Is Lockedを使います。

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