Meta Quest 3をAir LinkでPCに繋げてUnreal Engine 5でゲーム開発を始めました。
Metaアカウントを取得してMeta Quest 3を単体で起動済である事、非VRでUnreal Engineを起動した事があるのは前提です。
Oculusアプリをインストールして起動
Meta Quest公式サイトでOculusアプリをダウンロードしてインストールします。
Questの設定: Quest、Quest 2、Link、Rift S、Rift | Meta Quest
ダウンロードリンクは「Air LinkとLinkケーブル」と書かれているところのソフトウェアをダウンロードです。
2023年10月12日現在ではQuest 2の項目になっていますが、Quest 3でも共通です。
Air Link(無線)かLinkケーブル(有線)で繋ぐ
Meta Quest 3とPCの接続は、Oculusアプリを起動して指示に沿って進めるだけです。
Meta Quest 3とPCを繋ぐ手段はAir Link(無線)かLinkケーブル(有線)。
・Air Link(無線)はMeta Quest 3を接続しているWifiルーター同じネットワーク内である必要があります。
・Linkケーブル(有線)はPCにUSB Type-Cのポートが必要です。
Linkケーブルは別売りです。
今回はAir Linkで繋ぎました。
ここまではUnreal Engineに関係なく、Meta Quest 3とPCを繋ぐ方法です。
Meta Quest 3の早期購入特典である『Asgard’s Wrath』も、この状態でプレイできます。
設定 > 一般 > 提供元不明の設定
PCのOculusアプリを起動し、設定 > 一般 > 提供元不明のアプリを許可します。
これがOFFだとUnreal Engine 5のVRプレビューが機能しませんでした。
Unreal Engine 5を起動してVRプロジェクトを作成
Meta Quest 3がOculusアプリで接続されている状態で、Unreal Engine 5を起動する。
ゲームのテンプレートで「バーチャルリアリティ」を選択してプロジェクト作成。
これだけで「VRゲーム開発の始め方」としては完了です。
テストプレイの「VRプレビュー」を選択すれば、Unreal Engine 5でのVR体験ができます。
Meta Quest 3を被り、Meta Quest 3内のOculusアプリの「デスクトップ」を起動すればPCと同じ画面になります。
次回移行の起動
PCを起動直後、PCのOculusアプリを起動し、デバイス設定を開くと「未接続」になっています。
Meta Quest 3を被り、クイック設定 > Quest Link > 起動。
この状態でUnreal Engine 5を起動する。
追記: Linkケーブル
Linkケーブルも届いたので使いました。
Unreal Engine用にはAir LinkよりもLinkケーブルの方がちょっと良い印象ですね。
PCで長時間作業→ちょっとテストプレイ→PCで長時間作業→ちょっとテストプレイ→…の繰り返しになり、Air Linkだとテストプレイ時に接続が切れていて繋ぎ直しになっていましたが、Linkケーブルは接続が維持されたままで快適です。
長時間の作業になる事が多く、バッテリーの消費の早さが言われているMeta Quest 3においてバッテリーを気にしなくていいのは大きいですが、Air Linkでも使っていない時は充電ドックに乗せておけばいいですから、これはそこまで大きな差じゃないかな。充電ドックにキチッと置くのが微妙な手間であり、Linkケーブルの方が適当に置いておけるので楽ではあります。
ちょっと楽なLinkケーブルで作業しています。
PCとルーターが既にある環境のまま使えるようなら、別途購入不要なAir Linkが便利ですね。Linkケーブルがなくて困るほどじゃない。
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